アイマスライブの話~デレマス5thライブ静岡公演の感想
シンデレラガールズの5thライブ静岡公演が終わって、完全なる抜け殻である。
元々、「キャラに萌えたいので、中の人のことはなるべく知らないようにしたい」というポリシーがあり、従ってアイマスのライブは意図的に避けていた。例えば水樹奈々のライブには行ったことがあるし、声優さんが声優さんとして歌うライブは良い。ただ、声優さんがキャラとして歌うライブは、キャラのイメージが崩れる可能性を懸念して、なるべく近付かないようにしていた。
ところが、4月の台湾旅行の日程が偶然アイマスのライブと重なり、直前にも関わらずチケットが余っていたので、せっかくなので行ってみることにしたのだが、これが面白かった。アイマスはアーケードとXbox 360しかやったことがないので、新しい曲はわからない。前述の通り、声優さんの情報はなるべく避けていたこともあり、亜美真美が鏡音リンの人という程度しか知らない。にも関わらず、楽しかった。
帰国後しばらくして、シンデレラガールズのライブが始まっていることを知った。この時すでに宮城・石川が終わっていたのだったか、ライブの存在は知っていたがLVのチケットがまだ買えることを知らなかったのかは忘れたが、とにかくようやくLVのチケットが買えることを知った時、大阪公演が初だったのだ。
6月10日大阪2日目のLVのチケットを押さえ、単身で109シネマズに乗り込んだのが、まだたったの2週間前。
これが、楽しかった。台湾よりも楽しかったのは、曲がほとんどわかったのと、自分が今本家やミリオンではなく、デレマスのクラスタだからというのはあったと思う。演出も素晴らしいし、何よりMCが面白い。ここのところ、MCがまったくないClariSのライブにしか行っていないので、声優さんたちの掛け合いがとても面白かった。
懸念していた点は、意外と切り分けられるなぁと思った。確かに、智絵里のキャラと中の人のギャップは感じたりしたが、歌っている時は確かに智絵里だったし、それも含めて良かった。逆に松永涼のように、キャラには全然興味がなかったが、声優さんのおかげで気になったケースもあった。輝子もそうだし、きらりはどちらかと言うと好きではないキャラだったが、声優さんの歌や演技に感動した。
ということで、静岡。モバマスのプロメンさんが初日現地の同行者を募集していたので、それに乗っかり、自分が車を出して参戦。入場がぐだぐだで開演時間までに入場できず、現地がこういうものならもうLVでいいやと開始前からげんなりしたが、どうやらかなり特殊なケースだったようだし、現地は現地でとても楽しかったのでそれは撤回。
さわやか70分待ちもあって、25時に帰宅。バタリと寝た翌日日曜日、体調が悪くて10時に一度起床するも、12時から再びベッドへ。ぎりぎりまで寝てから、単身ミッドランドへ行き、LVを堪能する。20時間前に見たばかりなのに、新鮮に楽しめた。同じセットリストにも関わらず、まったく別のライブのように楽しめた。アイマス最高。
本当に、どうして宮城、石川に行っていないのだろう。もっと言えば、モバマスを最初の小日向聖夜イベントからやっていながら、5thにして初参加というのがもうね。もちろん、前述のポリシーがあったから仕方がないし、当時行っていたらやはりキャラとのギャップに嫌悪感が出ていたかもしれない。自分の中で色々な価値観が変わってきたからこそ、今年から参戦して、楽しめているのだと思う。思うことにしないと悲しすぎて死ぬ。
静岡はなんだかんだ言って主役格のニュージェネ3人が誰もいないということで、少し不安はあったが、李衣菜の人が引っ張って、小日向の人とかみくにゃんの人、拓海の人や大和さんの人たちが交互に進行役を努めて、主役不在感はまったくなかった。
個人的には乙倉ちゃんに期待して行った。自分の好きなキャラは、順番に小日向、卯月、響子、みりあ、ありす、そして乙倉ちゃん。その内の3人が揃っている静岡のなんという豪華メンバー。特に乙倉ちゃんはこの日が初ライブということで、初々しいところが見られるかなと思ったら、まったくそんなことはなかった。
圧巻の一言。歌むっちゃ上手いし、ダンスキレキレだし、トークも堂々としたものである。初日最後の挨拶も、大阪が初だった人たちとは対照的に、涙を浮かべることすらなく、「楽しかったー、えへへ、ありがとう」みたいな感じで、完全に手練れだった。
この人、よくぞ見つけてきたという印象。所属するアース・スタードリームというユニットのサイトを見ると、バナーベタベタの一世代前のウェブサイトで、三流感たっぷりなのだが、中の人は大物だった。『追い風Running』もだが、それよりも『心もよう』がすごかった。声の伸びがとても綺麗だった。
そんな乙倉ちゃんの人も、2日目の最後の挨拶では瞳を潤ませていて、こっちもジンと来た。初日は確か珠美の人が少しうるっとしていた以外、みんな涙のなの字もなかったが、2日目は全然雰囲気が違った。そういうのは全然平気そうな(実際には知らないけど)みりあの人や小日向の人もうるうるしていたし、やはりその公演の最終日というのは特別なのだなぁと強く感じると同時に、基本的には2Daysは両日行かなくてはダメだと思った。トークの内容も違うし、同じセットリストでも新しい発見があって、2日間で1つのライブなのだと感じた。
歌が上手かったというと、一ノ瀬志希の人。『秘密のトワレ』は圧巻だった。それから、飛鳥の人。歌もだし、ダンスもだし、トークの地とキャラの切り替えとか、なんだかもうすごかった。志希とか飛鳥は、モバマスでは「新しい」部類に入り、あまり印象がなかったので、このライブで興味が出たのは収穫だった。
収穫というと、みくにゃん。元々ここ最近、自分の中でみくにゃんブームが来ていて、フリトレで制服メガネのカードを検索して、出ていなくてがっかりしたりしていたのだが、ライブのパフォーマンスでさらに好きになった。なんていうか、みくにゃんだった。ライブ中、3番目に多く見ていた。
曲の話をすると、まさかの『Heart Voice』がサプライズだった。実はここのところ、『Heart Voice』を1曲エンドレスリピートで聴くなど、遅いブームが来ていて、ツイッターでもよく呟いていたのだが、その『Heart Voice』がオリジナルメンバー0人で披露されるとは思わなかった。完成度は正直、すべての曲の中で一番低かったかなと思うが、大変俺得だった。
どちらかというとキュートの曲が好きなので、曲的には前半の方が楽しめたが、みくにゃんセンターの『ハイファイ☆デイズ』は素晴らしかった。後は『shabon song』かな。小日向とみりあって絡みが少なそうだから、こうして一緒のステージで歌っているのは珍しい印象。などとツイートしたら、この二人が登場するイベントがあったとのことで、だいぶ見てみたかった。デレステは引退済みなので残念である。
さて、小日向の話をしないわけにはいかない。前述のポリシーにより、特に小日向については一切声優さんについて調べないようにしていた。割と濃いキャラだとは知っていたので、意図的に避けていたのだが、ライブではさすがにずっと小日向の人を見ていた。
歌もダンスも可愛かったが、少し不完全燃焼。他の声優さんの、キャラとして喋ったりセリフを言ったりする頻度に対して、小日向はそれが少なかったかなと。小日向というよりは、小日向の声優さんという印象が強かった。思うに小日向って、声優さんをもってしても難しいのではないかな。正統派すぎて、特にこれといって特徴がない。まあ、だからこそ一番好きなのだが。
逆に、これはキャラそのものだと感じたのがみりあ。初日の「みりあもやーらない」は、あれは台本があったのだろうか。利きジュース、利き茶のコーナーは、基本的には声優さんが声優さんとして進めていて、飲む担当の声優さんだけは、飲んだ後にキャラで評価するという感じだった中、みりあだけが始終キャラだった。全体的に、みりあだけはずっとキャラだった。
静岡の感想を検索していると、みりあの人に違和感を覚えたというツイートが散見される。それと同時に、みりあの人は今までデレマスに対して、明らかに距離を置いていたというツイートが多く見られた。
その真偽は、今回が初めて見た生のみりあだったから、自分にはわからない。ただ、みりあの人は元々声優ではなく、ドラマや舞台で活躍していた役者である。その出自からして、他の声優さんたちとは違い、キャラの担当としてではなく、キャラそのものとしてステージに立っているのではないか。だから、黒沢ともよという個人の素顔が見えず、距離を置いていたように見えただけで、実際のところはそんなことはないのではないかというのが、自分の感想だが、なにぶん初めてなのでわからない。中の人もデレマスが大好きであってほしいと思う。
次は幕張。自分が挙げた好きなキャラの中では、ありす一人しかいないが、千枝ちゃんが楽しみだったり、ニュージェネが二人いたり、大槻さんの『Radio Happy』が聴きたかったり、とても楽しみである。もちろん、LVながら両日参加する。
少し先、少し先に楽しみを作って生きていく。今回のライブツアーが終わった後、訪れるであろう喪失感が怖いので、9月以降も生きていく準備もしなくては。
グラブルクリア!
クリアなんて書くと大いに語弊があるが、割と大真面目にやることがなくなった。
今までソシャゲをいくつか辞めてきたが、例えばスクフェスならあまりにも真姫ちゃんが出ずに絶望したとか、デレステはスライドのミスがストレスだったとか、ヒメキスは引継ぎに失敗したとか、そういうネガティブな理由ばかりだった。
ところがグラブルは、先日のイベントで「灼滅天の刃鎌」の2本目を真化したところで、大いなる満足とともに、ゴールした気分になってしまった。丸1日経ったが、次の目標がまったく見つからない。
●水
やはりヴァルナ編成を目指すのだろうが、そもそもヴァルナがいない。
見ての通りフィンブルも手に入れたし、セラフィックウェポンも手に入れた。ローズクリスタルも手に入れたし、玄武甲槌も強化した。
●風
随分前から何も変わっていないが、こちらもせいぜいコスモス銃が欲しいなぁというくらい。
それは、後述するバハムートの最終上限解放同様、労力に見合わないかな。
●火
水と同じような状況。アグニスがいるので、エッケやオッケを集めるのが、次の目標だろう。
ただ、ひたすらフラム=グラスを倒して、ドロップ運に頼る作業になる。
●土
一番やれることが多い。「裁考天の鳴弦」がまだ2凸で止まっているし、セラフィックウェポンもバハ角が1つ足りなくて止まっている。
前者は次のイベントで、後者はプロバハを何度か自発したら終わりだろう。20回くらい自発できる素材がある。
●光
もう随分前からこのまま。そして、差し当たりこれ以上どうしようもないかなと。
もちろん、シュヴァ剣を集めれば話は別だが、フラム=グラス以上の苦行になるだろう。
コスモス銃があるが、DF。BLにしたいが、風のところで書いた通り。
●闇
今年1月からひたすら強化した結果、グラシも2本になり、ケル銃も入手。セレ爪も2本MAXにして満足した。
いつまでフローレンベルクが入ってんだという絵だが、そこにはセレ斧が入る。
こちらもハデスがいないので、ヴァルナと同じ状況。それに、グラシは基本的には課金アイテムだし、ケル銃のドロップ率はご存知の通りだ。
●その他
コスモス銃のBLは欲しいが、いくらなんでも必要素材が多すぎる。
バハムートを所持しているので、最終上限解放したいが、上がる能力に労力が見合わない。
十天衆はソーン、シエテ、サラーサ、オクトー、シスの5人を持っている。全員集める?
十天衆の最終解放が現状妥当なコンテンツだが、ヘイローがあまりにも苦行。
一応今はAPが回復したらヘイローをやって、ようやく斧の素材が15個になった。
完全に、エンドコンテンツ以外にやることがなくなった印象。
グラブルを人生最後のソシャゲにしようと思っていたので、いよいよソシャゲから足を洗う日が近付いたようだ。
……と思ったら、紋章の謎から23年。まさかカチュアに新グラフィック&音声がつく未来が来るとは思わず、FEヒーローズをインストールしてしまった。
いや本当に、こういう未来は考えていなかった。
アラフォーの趣味
いよいよ、趣味が増えすぎて回らなくなってきた。
自分は恋愛敗者である。
恋愛ヒエラルキーには「恋愛勝者」>「恋愛強者」>「草(草食)」>「恋愛弱者」>「恋愛敗者」があり、自分はその最下層に位置している。
もはや試合は終了しており、消化試合を生きている。次の人生は、小日向みたいな可愛い女子高生に、「○○さん、えへへ♪」と懐かれる人生になりますように。
でだ。
恋愛市場では「価値なし」の烙印を押されたものの、せっかく生まれてきたし、それ以外のことをアクティブにしようと頑張っている。
去年からボードゲームを始めたのだが、今年も継続してボードゲームを楽しんでいる。
GWには4日連続でボードゲームをして、若狭の方でボードゲーム合宿などもした。
元々TRPG畑の人間であり、まったく飽きる気配がないので、今年もボードゲーム漬けの一年にしようと思う。
今年は1月からフルートを始めた。楽器のフルートである。傘木希美が吹いていた、銀色のあれである。
元々フルートという楽器に憧れがあったのだが、まさかこの歳で始めるとは思わなかった。
特に目的があるわけではないのだが、まあギターもそうして無目的に15年以上続けているし、その内人前で吹く機会も出てくるだろう。
1月末に近くの教室に体験に行き、2月から習っている。今年はフルートの年にしようと思っている。
フルートを始めたこともあり、今年はコスプレ撮影の規模を縮小しようと考えていた。
頼まれれば断らないが、自分から営業活動するのをやめ、受け身の姿勢でいる。
ツイッターの撮影用アカウントは、ラーメンの写真をアップするだけのアカウントになり、フォロワー数もぽつぽつ減り始めた。
元々誰かに何かを頼まれることが少ないので、このまま静かにフェードアウトしていくだろう。
そう思ったのだが、意外とこれが月に2回くらい撮影が入る。
大体月に8回しかない休みの内2回、つまり25%がコスプレ撮影に使われているので、結局比重が変わっていない。
そこに来てゴルフだ。
これが想定外だった。
前回プレイしてから3年以上経っており、もう二度とクラブを握ることはないだろうと思っていた。
それがいきなり、会社関係でゴルフに誘われた。
政治的にもこれを断るという選択肢はなく、自分もゴルフは普通に好きなので、とりあえず1回回ってきた。
今後も誘ってもらえるかもしれない。お金はかかるが、なるべく断らずに行きたい所存。
先ほどちらりと書いたギターは、基本的には部屋で眠っている。
たまに機会があったら練習したり、気が向いた時に取り出して弾くだけである。
その「機会」が今年はなんだか多い。
つい最近──だからまだ定着するかはわからないが、ギター関係で知り合いが増えた。
それにより、休日にギターで遊ぶ機会が増えるかもしれない。
とりあえず先週末、ギターを担いで遊びに行ったし、今週は年に2回の身内会があったり、先週遊んだ人とまたギターを弾く約束をしている。
こうなってくると、平日の夜をいかに過ごすかが大事になってくる。
その平日に一番時間を割いているのが、グラブルだ。依存症と言ってもいい。
楽しんでやっているし、ネット上の仲間との大切なコミュニケーションツールなので、辞めるつもりはない。ただ、もう少し減らしたいとは思っている。
ネット上の仲間と書くと、完全にオンラインだけの知り合いに見えるが、実際にはボードゲームを一緒にやったり、遠征の際に遊んだりしている仲間なので、優先度は高い。
そして、月に3回ボーカルレッスンに通っている。
もう2年以上通っており、フルートを始めたことでそろそろ辞めようと思ったのだが、色々あって継続することになった。
特に家で復習したりはしていないが、ほぼ毎週仕事の帰りにレッスンに行っているので、割と重たい。
前述の通り、フルート教室にも通い始めた。
曜日が決まっているわけではないが、今のところこちらも月に3回くらいになっている。
今年はフルート元年なので、一番力を入れたいと思っており、家で触ることも多い。
仕事の帰りに楽器OKのカラオケに寄って練習したりもしている。
ゴルフの練習もしなくてはいけない。
なにせ3年ぶりの上、元々平均スコアが120とかのへっぽこなので、少しでも迷惑をかけないようにしなくてはいけない。
合わせて、筋トレや体力作りをしたい。
3年ぶりにクラブを握った結果、腰を痛めてしまい、運動不足を痛感した。
元々マラソンにも参加していたし、ゴルフのためだけではなく、体を動かしたい。
今年はまた、そろそろ英語の勉強をしたいと思っている。
何度も思っては思って終わりだったり、少し何かしてみて終わりだったりしているのだが、先に書いたギターの知り合い関係で、念願の「英語を喋る機会」ができそうなのだ。
ギターとまとめて、まだどうなるかわからないが、夏の海外旅行が定番化してきたし、英語の勉強に励みたい。
ボーカルを辞めて英会話教室に行ってみようとも考えていたが、それはとりあえずボーカルが継続になったので没にした。
最後に、小説だ。
元々自分の最古の趣味にして、『響け!ユーフォニアム』視聴以来、二次創作を継続的にアップしている。
今ものぞみぞ小説や、モバマスの卯月の続編の構想が頭にあるのだが、まったく書く時間が取れない。
20年以上続けている趣味であり、自分の一番の趣味と言っても過言ではないのだが、直接人と関わらないこともあり、後回しになっている。
この先もずっとそうかはわからないが、今は誰かと何かすることを優先したい。
以上、と書きながら、机の上に無造作に放置された『シンデレラの舞踏会』のBDボックスに目をやる。
今度静岡公演に行けることになり、予習用にと買ったのだが、まったく見る時間が取れない。
曲もたくさん借りてきたのだが、聴く時間が取れない。
英語の本もどんどん届くが、読んでいる時間が取れない。
リスニング用にと、『glee』というドラマのDVDを購入したのだが、もちろん未開封のままだ。
消化試合の人生。
今後は暇を持て余して生きていくのだと思ったのだが、恋愛を諦めてから──というか恐らく、恋愛を諦めたことにより、かつてないほど趣味で忙殺されている。
おっぱいは紙の上かディスプレイの中にしか存在しないが、悪くないかもね、こんな毎日。(突然のindependent)
……追記。
書ききれなかったが、そもそもカメラと旅行が好きだが、今年は全然行けていない。
百名城スタンプ帳もそろそろ新しいところを押したい。
あと、先日の台湾旅行で購入したマンガを読むために、中国語にも触れてみたい。
もちろん、 そんな時間はない。
人生とは何をするかではなく、何を諦めるかなのだ。
ボードゲーム身内会(2017年4月30日)
○:自分の所有ゲームで初めてやった
●:自分の所有ゲームで2回目~
□:友人の所有ゲームで初めてやった
■:友人の所有ゲームで2回目~
○ Lucca ゲームの都
前にバネストで『ラ・グランハ』を買った際に、 金額合わせで買ったもの。そういう経緯の上、ネットで少々複雑という評判が多かったのであまり期待していなかったのだが、相手と絡む要素やジレンマのバランスが良く、面白かった。
● lsle of Skye
前に LITTLE CAVEへ行く時にやろうと思って、全部和訳したら、普通に日本語のルールがついていた上、今度ホビージャパンから日本語版が出るらしい。LITTLE CAVEでプレイして面白かったので、その後すぐに購入し、ようやくリプレイできた。やっぱり楽しい。毎回ルールがどこか抜ける。
□ スタータップス
オインクは『死ぬまでにピラミッド』がちょっと 合わなかったので、あまり期待していなかったのだが、自分でもほしくなるレベルで面白かった。ルール通り4ゲームを1回だけやって終わったが、もう何回かやりたい感じはあった。いくつか試したい戦法が頭の中に残ったままだ。
○ Fleet(北洋船隊)
台湾で購入し、全部和訳したやつ。加工のボートの扱いがやっぱりよくわからなかったが、十分ゲームできるレベルでは訳せたと思う。ルールを確認しながらだったこともあり、意外と1ゲームの時間がかかった。ロブスターライセンスが強いのと、加工船ライセンスは必要という感じ。1回しかやっていないので、もう少しやり込みたい。
(● 桜降る代に決闘を)
自分の所有物だが、今回は友人たちがやったのみ。 楽しんでくれたようでよかった。所有者も1回しかやっていないので、早くやりたい。
● CROSS WAR
ゲームマーケットで10個のゲーム試遊をしたのだが、その内、唯一購入したゲーム。シンプルで明快なルール、一瞬で終わりそうだが意外と一進一退の攻防になる展開。これは良いゲーム。小箱の割にコンポーネントも豊富だが、逆にもっとコンパクトで、どこでもふっと取り出して出来る内容物でも良かったかもしれない。
□ Hex Heaven -六角天国-
ゲームマーケットでチェックしていたが、買わなかったゲーム。友人が買ったのだが、その友人も一人でルールを確認しがてらプレイして、いまいちとのことで、やはりか……と思ったのだが、いざやってみたら面白かった。やはり基本的に、自分はタイルを並べるゲームが好きらしい。ルールブックが細かくて複雑。ルールはシンプルなのに、どうしてああなってしまったのか。もったいない。
● 姫騎士逃ゲテ~
友人がパッケージを見て「やってみたい」とのことで持参。今回の会の中では圧倒的に気楽にできるゲーム。 今回は自分たちにしては重めのゲームが多かった。『ラブレター』ほどとは言わないが、あれくらいカジュアルにやって、ワーッと楽しむべきゲーム。4人限定なので、また4人の時は持参したい。
□ あやつり人形
友人所有で、時間の関係もあり1プレイで終了。『宝石の煌き』を思い出しながらやっていたが、あれより重く感じたのは、初めてでカードの効果を確認しながらやっていたからかもしれない。ドベに終わったが楽しかった。奇術師がちょっと微妙。盗賊同様、職業指定の方がいいのではないだろうか。
■ Completto
写真は事後。最近鉄板のゲーム。ここのところ、ボードゲームが初めてという人と遊ぶ機会が多く、そのたびにこのゲームをやっている。それくらい、ボードゲームの面白さをわかりやすく伝えられる名ゲームだと思うが、さすがにやりすぎて少し飽きてきた。
○ 交易王
随分昔に買って、ようやくプレイできた。結論を言うと、いまいちだった。シンプルなルールなのに強いジレンマがあり、クニツィアらしいゲームだと思うが、おかげで爽快感とか単純な面白さが無い。『バトルライン』も我慢ゲームだし、昔はクニツィアのゲームをたくさん買って楽しくやっていたが、少しボードゲームに求めるものが変わってきたのかもしれない。
Fleet(北洋船隊)のルールの日本語化
先週台湾に行ってきて、台湾にしかないようなボードゲームを買おうと考え、さんざん悩んだ末、『北洋船隊』というボードゲームを購入した。
英語のルールブックを店の人が印刷してくれたのだが、帰宅してから調べると、これは元々『Fleet』というゲームが、中国語になったゲームらしい。だったらいっそ英語の方がよかったのだが、まあ仕方ない。
頑張って日本語に訳してみたので載せる。謙遜ではなく本当にしょぼい日本語なので、よくわからないところは原文を見比べてほしい。明らかに間違った解釈があれば教えてもらえるととても嬉しい。
Fleet Rulebook - English | Fleet | BoardGameGeek
北洋船隊(Fleet)
あなたの船隊を造って、公海の覇者になろう。
2-4人用、30-45分、10歳以上
■内容物
・ライセンスカード26枚
スタンダード:タラ、エビ、ロブスター、マグロ、加工船 各4枚
プレミアム: 酒場3枚、タラバガニ3種類各1枚(計3枚)
・ボートカード96枚
エビ、ロブスター、加工船 各20枚
タラ、マグロ、タラバガニ 各12枚
・リファレンスカード4枚
・魚かご100個
・スタートプレイヤーマーカー1個
■物語
カナダのヌナブトの北西の角に、昔は到達が難しい北極海の湾があった。そこに、秘密の入り江を通って到達できるようになった。手付かずだったことに加え、海洋と暖かくて新鮮な泉に育まれ、Ridback Bayは海の生き物が豊富である。遠くて古びた入り江の村は、大量の漁獲のために世界中の偉大な猟師の到来を待つ企業家で溢れ返っている。ドックと倉庫は活気を取り戻し、本当の冒険の時が来た。あなたの船隊を造り、公海の覇者になろう!
■概要
ライセンスを取得し、ボートを進水させ、海で魚を獲ります。上手にリソースを管理し、魚、ライセンス、ボートによって最も多くの勝利点(VP)を獲得したプレイヤーが、一番強い船隊を造り、乗組員を勝利に導きます。
■カードの種類とコンポーネント
ライセンスカード: ライセンスカードはボートの進水と漁獲の権利を与える。ライセンスカードにはそれらの最小コストとVPが書かれている。また、プレイに大きく影響するボーナスを含んでいる。ライセンスカードには、プレミアム(タラバガニと酒場)とスタンダード(タラ、エビ、ロブスター、マグロ、加工船)の2種類ある。各カードの説明は「カードの詳細」で説明する。
ボートカード: ボートカードは捕まえた魚の種類を判別する。ボートカードはボートにもお金にも使用できる。カード上に、ボートの種類、進水コスト、VP、お金の価値が書かれている。
魚かご: それぞれのキューブが1つの魚かごを表す。
スタートプレイヤーマーカー: 各ラウンド開始プレイヤーの前に置く。
■フェーズ
各ラウンドは5つのフェーズから成る。すべてのプレイヤーは各フェーズに参加できるし、パスしてもよい。すべてのプレイヤーは、次のフェーズに進む前に、各フェーズを完了する。
フェーズ1: ライセンスオークション
プレイヤーは持っているボートカードを現金として使用し、ライセンスオークションから漁獲ライセンスを購入できる。購入したライセンスカードは自分の前に置く。
フェーズ2: ボートの進水と船長の雇用
プレイヤーは手札からボートを進水させられる(持っているライセンスカードと一致したもののみ)。進水させたボートカードは自分の前に置く。手札の他のボートカードをお金として使用して、進水コストを支払う。
それから、プレイヤーは手札から1枚のボートカードを置くことで船長を雇用する。利用可能な進水させたボートの上に裏向きに置く。
フェーズ3: 漁獲
プレイヤーは山から魚かごを、船長のいるボート(いっぱいになっていないもの)の上に置く。
フェーズ4: 加工とトレード
可能であれば、プレイヤーはボートにつき1つの魚かごを、後で使用するために、加工船ライセンスカードに乗せて加工できる。その後、プレイヤーはボートカードを1枚使って加工船ライセンスカードから魚かごをトレードできる。
フェーズ5: カードを引く
プレイヤーはボートカードの山から2枚カードを引き、その内の1枚を捨てる。
■準備
すべてのプレイヤーに、初期手札として1種類のボートカード(タラ、タラバガニ、エビ、マグロ、ロブスター、加工船)を配る。残ったボートカードはよく切って、テーブルの中央に裏向きに置いて、ボートカードの山を作る。もし山がなくなったらいつでも、すべての捨て札のボートカードを切って山を作り直すことができる。
4人プレイ: 6枚すべてのプレミアムライセンスカードと、スタンダードライセンスカードをランダムに8枚選び、わきにセットする。6枚のプレミアムライセンスカードを残りのスタンダードライセンスカードと一緒によく切って山にし、その上にわきに置いた8枚のスタンダードライセンスカードを置く。
3人プレイ: 6枚すべてのプレミアムライセンスカードと、スタンダードライセンスカードをランダムに8枚選び、わきにセットする。これらの内、プレミアムライセンスカード2枚と、スタンダードライセンスカード2枚をゲームから除外する。残りの4枚のプレミアムライセンスカードを残りのスタンダードライセンスカードと一緒によく切って山にし、その上にわきに置いた6枚のスタンダードライセンスカードを置く。
2人プレイ: 6枚すべてのプレミアムライセンスカードと、スタンダードライセンスカードをランダムに10枚選び、わきにセットする。これらの内、プレミアムライセンスカード3枚と、スタンダードライセンスカード6枚をゲームから除外する。残りの3枚のプレミアムライセンスカードを残りのスタンダードライセンスカードと一緒によく切って山にし、その上にわきに置いた4枚のスタンダードライセンスカードを置く。
プレイエリアの中央に、参加人数と同じ数のライセンスカードを表向きにする。これがライセンスオークションになる。
テーブル中央付近に魚かごを山にして置く。人数×25個の魚かごを使う。4人なら100個すべて、3人なら75個、2人なら50個。
上級用セットアップ: 慣れてきたら、(2人、3人の場合はカードを抜いた上で)すべてのライセンスカードをよく切って山を作り、ライセンスオークションのセットアップへ進む。もしプレミアムライセンスカードが出たら、ライセンスカードの山に戻して切り直し、最初のライセンスオークションはスタンダードライセンスカードだけになるようにする。最初のラウンドのライセンスオークションにプレミアムライセンスカードは出てはいけない。
■ゲームの進行
ゲームのはじめに、適当な方法でスタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーマーカーを渡す。それぞれのフェーズはスタートプレイヤーから順番に行われる。
フェーズ1: ライセンスオークション
オークションフェースでは、プレイヤーに漁獲ライセンスを購入する機会を提供する。各ライセンスは最小コストを持っている。これは最初の入札額になる。スタートプレイヤーはライセンスオークションから欲しいライセンスを選択し、最小コスト以上で入札する。左のプレイヤーがそれ以上の入札もしくはパスをする。オークションラウンド中に一度でもパスしたプレイヤーは、現在のライセンスに入札することはできない。入札は時計回りに行い、最高額が決定するまで行う。
ライセンスは手札のボートカードのお金の価値、もしくはライセンスボーナス、あるいは加工された魚かご(下記参照)によって支払われる(合算できる)。ボートカードとお金として使われた加工された魚かごを捨てることで処理が完了する。もしプレイヤーが落札コストをちょうど支払えなければ、超えて支払わなくてはならない。お釣りは出ない。
1回のオークションラウンドが終了したら、このフェーズの追加のオークションには参加できない; プレイヤーはオークションフェーズにつき最大で1枚のライセンスカードを買うことができる。もしスタートプレイヤーが購入に成功したら、2番目のプレイヤーが残っているライセンスカードから、次のオークションラウンドを開始する。もし他のプレイヤーが落札したら、スタートプレイヤーが次のオークションを開始する。ライセンスカードを選択する順番が来た時、もしも現在のオークションフェーズで残っているものが要らなければ、購入をパスできる。これはすべてのプレイヤーが落札するか、買わないことを選ぶまで続く。
プレイヤーは購入したライセンスカードを、プレイエリアの自分の前に表向きに置く。オークションフェーズが終了し、支払いが終わったら、プレイヤー人数とオークションのライセンスカードの枚数が同じになるまでライセンスカードを表向きにする。もしオークションフェーズの間にライセンスカードが1枚も買われなかったら、オークションのライセンスカードをすべて除外して、プレイヤー人数と同じ数になるようライセンスカードを表向きにする。除外されたカードはゲームから除外する。
NOTE: 買う余裕の無い入札をしてはいけない。
フェーズ2: ボートの進水と船長の雇用
ボートの進水: ライセンスを獲得したプレイヤーは、ボートを進水させ、Ridback Bayから魚を獲り始める。順番に、プレイヤーはボートを進水させ、進水コストを支払う。
プレイヤーは自分のプレイエリアにすでに配置したライセンスと一致するボートカードを手札から選び、表向きにしてふさわしいライセンスカードの下に置く。
プレイヤーは手札から他の利用可能なボートカード、ライセンスボーナス、加工した魚を使って進水コストを支払わなくてはならない。ボートカードやお金として使用された加工済みの魚かごを捨てることで処理が完了する。ライセンスを買う際、払いすぎの分に対してお釣りは与えられない。プレイヤーはボートを進水させるために、進水コストを支払う余裕がなければならない。
各プレイヤーはラウンドごとに1枚のボートカードを進水させられる。別の方法を許されるボーナスを持っているプレイヤーはその限りではない。もしプレイヤーは1枚より多いボートカードを進水させられるボーナスを持っていたら、進水ごとに進水コストを支払わなくてはならない。例えばタラのボートに2$支払い、それから別のタラのボートに2$支払う。進水に関係したドローボーナスは、進水が完了した後、船長の雇用の前に解決される。
船長の雇用: 進水が終わったプレイヤーはキャプテンを雇用するフェーズに移る。プレイヤーは手札からボートカードを選び、船長のいない進水済みのボートの上に裏向きに置く。これは、進水ボーナスでちょうど得られたカードも含む。各ボートには最大で1人の船長を置ける。各プレイヤーはラウンドごとに1人の船長を置くことができる。別の方法を許されるボーナスを持っているプレイヤーはその限りではない。船長にできるボートカードがなければ、船長を雇用できない。例えば、すべてのボートに船長がいるか、ボートカードを持っていない場合である。船長フェーズのボーナスは、ボートの進水と船長の雇用が終わるまで引くことができない。
フェーズ3: 漁獲
すべてのプレイヤーがボートの進水と船長の雇用を終えたら、漁獲のフェーズに移る。船長のいる各ボートは、そのタイプに関わらず、山から魚かごを1つ受け取る。魚かごは裏向きの船長の上に置く。各ボートは、そのタイプに関わらず、4つの魚かごを持つことができる。もし4つの魚かごを持っていたら、そのボートはいっぱいで、それ以上魚かごを受け取ることができない。
NOTE: ボートは、魚を獲り始める前に船長がいなくてはいけない。
フェーズ4: 加工とトレード
加工: 漁獲が終わったら、加工船ライセンスを持っているプレイヤーは、ボートごとに1つの魚かごを加工できる。単純に、加工する魚かごを取って、加工ライセンスカードの上に置く。
トレード: プレイヤーは加工船ライセンスから1つの魚かごを用いて、ボートカードの山からカードを1枚引くことができる。この魚かごはゲームから取り除かれ、魚かごの山には戻さない。
加工船ライセンス上に残され魚かごは、他の処理でお金として使用できるし、後のラウンドのトレードフェーズでボートカードとの交換にも使える。お金の価値は加工された魚かご1つにつき1$。お金として使用された加工済み魚かごはゲームから取り除かれ、山には戻さない。
フェーズ5: カードを引く
順番に、すべてのプレイヤーはボートカードの山から2枚カードを引き、引いた内の1枚を捨てる。ライセンスボーナスはここで適用される。
ボートカードを引くのは、それぞれのラウンドの最終フェーズである。カードを引き終えたら、スターとプレイヤーマーカーを時計回りに渡し、ゲーム終了までオークションフェーズから繰り返す。
■ゲームの終了
次のいずれかの状態になったらゲームは終了する:
・オークションフェーズの終わりに、ライセンスオークションをリフレッシュするのに十分なライセンスカードがない場合、現在のラウンドのすべてのフェーズを終えてゲームを終了する。
・もうそれ以上魚かごを利用できない場合。もし漁獲フェーズの間に、山から最後の魚かごが取られたら、そのフェーズを終了して、ゲームを終える。最終ラウンドでは、山以上の数の魚かごを得ることができ、何かしら追加の魚かごの個数がわかるものを使用する。
■得点と勝利条件
プレイヤーは次の4つの方法によりVPを獲得する:
1. 購入したライセンスカードの全VP。
2. 進水させたボートの全VP。
3. ボート上の魚かご1つにつき1VP。(加工された魚は除く)
4. タラバガニライセンスから得られるボーナスVP。
それぞれのプレイヤーはVPを合計し、最も多くのVPを持ったプレイヤーの勝ちです。
同点の場合、進水させたボートの数が多い方の勝ち。まだ同点の場合、ボート上の魚かごが多い方の勝ち。まだ同点の場合は、勝利をシェアしてください。
■カードの詳細
ライセンスカード
ライセンスカードは全部で26枚あり、プレイヤーにどのボートを進水できるかを示す。プレイヤーは購入したライセンスカードと一致するボートだけを進水できる。酒場を除くすべてのライセンスカードは購入したプレイヤーにボーナスをもたらす。プレイヤーはすべてのタイプのライセンスを持つと、すべてのボーナスを受けられる。もしくは特定のライセンス/ボーナスに集中する。同じタイプのライセンスを2枚以上獲得すると、固有のボーナスがより強力になる。
エビライセンス (QTY 4)
エビライセンスは、オーナーにすべての処理で割引の権利を与える。手札からボートを進水させるコストや、オークションフェーズにおけるライセンスの購入に適用できる。複数枚のエビライセンスがあると、割引ボーナスを重ねられる。エビライセンスのボーナスは以下の通り:
1枚のエビライセンスのオーナー: すべての処理で1$割引
2枚のエビライセンスのオーナー: すべての処理で2$割引
3枚のエビライセンスのオーナー: すべての処理で3$割引
4枚のエビライセンスのオーナー: すべての処理で4$割引
NOTE: ボーナスはエビライセンスを購入し、支払いを終えるまでは受けられない。
例:
プレイヤー1はオークションフェーズでエビライセンスを1枚購入した。そのオークションフェーズが完了し、ボートの進水フェーズになった。プレイヤー1は手札から1隻のボートを進水させる。プレイヤー1はエビのボートを持っており、それをテーブルにプレイする。彼はそのボートの進水コスト1$を支払わなくてはならないが、彼はエビライセンスによって1$割り引かれるので、この処理にお金を支払う必要はない。
タラライセンス (QTY 4)
タラライセンスは、ボートの進水と船長の雇用フェーズの間にボーナスを与える。
タラライセンスの枚数によって、カードを引くボーナスと、2隻のボートを進水させる権利を得られる。進水コストは、それぞれに対して別々に支払わなくてはならない。
タラライセンスのオーナーのボーナスは以下の通り:
1枚のタラライセンスのオーナー: ボートの進水と船長の雇用フェーズごとに、2隻のボートを進水させられる。さらに、もしプレイヤーがボートを進水させたら、カードを1枚引ける。
2枚のタラライセンスのオーナー: ボートの進水と船長の雇用フェーズごとに、2隻のボートを進水させられる。さらに、もしプレイヤーがボートを進水させたら、カードを2枚引ける。
3枚のタラライセンスのオーナー: ボートの進水と船長の雇用フェーズごとに、2隻のボートを進水させられる。さらに、もしプレイヤーがボートを進水させたら、カードを3枚引ける。
4枚のタラライセンスのオーナー: ボートの進水と船長の雇用フェーズごとに、2隻のボートを進水させられる。さらに、もしプレイヤーがボートを進水させたら、カードを4枚引ける。
プレイヤーはもしボートの進水と船長の雇用フェーズ中にボートを進水させたら、進水の最後にボーナスを引ける。カードを引くボーナスは、ボートカードの山から引かれる。ボーナスは進水完了後に引かれ、船長の雇用に使用できる。
NOTE: 1隻を超えるボートを進水させた時でも、ボーナスは一度だけ受けられる。
例:
プレイヤー3は1枚のタラライセンスと1枚のエビライセンスを持っている。進水フェーズの間に、彼女は1隻のタラボートと1隻のエビボートの進水を選択した。タラライセンスによって、彼女は2隻までボートを進水させることができる。彼女はテーブル上にエビライセンスボーナスによって無料でエビボートを置き、タラボートも置いた。タラボートの進水コストは2$だが、彼女はエビライセンスボーナスにより1$で済む。彼女は1$支払って進水フェーズを完了した。彼女は少なくとも1隻のボートを進水させたので、タラボーナスによりボートカードの山から1枚ボートカードを得た。
NOTE: 2枚のタラライセンスを持っている場合、プレイヤーはたとえ進水フェーズで進水させたボートが1隻だとしても、2枚分のボーナスを得られる。
例:
プレイヤー3は2枚のタラライセンスと1枚のエビライセンスを持っている。進水フェーズで、彼女は1枚のエビボートだけを進水させ、無料でテーブルに置いた。進水フェーズが終わり、彼女はボートカードの山からカードを2枚引ける。
ロブスターライセンス (QTY 4)
ロブスターライセンスは、ボートの進水と船長の雇用フェーズの間に、2つまでのボートに船長を置くことを認める。さらに、各ラウンドで、ボートの進水と船長の雇用フェーズの終了時に、船隊の船長の数に基づくボーナスを受けられる。このボーナスは所有するロブスターライセンスの枚数によって進化する。
1枚のロブスターライセンスのオーナー: ボートの進水と船長の雇用フェーズごとに、2つのボートに船長を置くことができる。さらに、以下のようにカードを引くボーナスを受ける:
1~3隻の船長のいるボートがあれば、そのフェーズの最後にカードを1枚引ける。
4隻以上の船長のいるボートがあれば、そのフェーズの最後にカードを2枚引ける。
2~4枚のロブスターライセンスのオーナー: ボートの進水と船長の雇用フェーズごとに、2つのボートに船長を置くことができる。さらに、以下のようにカードを引くボーナスを受ける:
1~2隻の船長のいるボートがあれば、そのフェーズの最後にカードを1枚引ける。
3~6隻の船長のいるボートがあれば、そのフェーズの最後にカードを2枚引ける。
7隻以上の船長のいるボートがあれば、そのフェーズの最後にカードを3枚引ける。
ボーナスカードは、ボートの進水と船長の雇用フェーズが終わった後、ボートカードの山からボートカードを引く。
例:
プレイヤー2は1枚のロブスターライセンスを持っており、船長を伴う3隻のボートを進水させている。ボートの進水と船長の雇用のフェーズが終わった後、プレイヤーは船長ボーナスとしてボートカードの山から1枚カードを引くことができる。その後のラウンドで、そのプレイヤーの船長を伴うボートが4隻になるか、ロブスターライセンスの購入で、カードを2枚引けるようになる。
NOTE: 船長のいるロブスターボートだけでなく、すべてのタイプの船長のいるボートでカウントする。このボーナスは毎ラウンド、ボートの進水と船長の雇用フェーズが終わった後に得られる。
マグロライセンス (QTY 4)
マグロライセンスは、カードを引くフェーズにおいて、プレイヤーにボートカードを引くボーナスを与える。
1枚のマグロライセンスのオーナー: 2枚引いて2枚保持する。
2枚のマグロライセンスのオーナー: 3枚引いて、手札もしくは引いたカードからカードを捨てる。
3枚のマグロライセンスのオーナー: 3枚引いて3枚保持する。
4枚のマグロライセンスのオーナー: 4枚引いて、手札もしくは引いたカードからカードを捨てる。
例:
プレイヤー3は1枚のマグロライセンスを持っている。そのため、カードを引くフェーズでカードを2枚引き、1枚捨てる代わりに、両方を保持する。プレイヤー1は2枚のマグロライセンスを持っている。そのため、カードを引くフェーズでカードを3枚引き、手札もしくは今引いた3枚の内、好きなカードを捨てる。
加工船ライセンス (QTY 4)
加工船ライセンスは、加工とトレードのフェーズにおいて、プレイヤーにボーナスを与える。プレイヤーはそれぞれのラウンドの間、ボートから魚かごを加工船ライセンスに移動することで、ボートごとに1つの魚かごを加工できる。トレードは加工の後に行う。
ラウンド後、加工船ライセンス上に残った魚かごは、加工とトレードのフェーズ中にカードと交換するか、他のトランザクションの間に、魚かご1つを1$の価値で利用できる。
1枚の加工船ライセンスのオーナー: 加工とトレードのフェーズにおいて、それぞれのボートから1つの魚かごを加工し、加工船ライセンスから1つの魚かごを、ボートカードの山から1枚のカードとトレードできる。
2枚の加工船ライセンスのオーナー: 加工とトレードのフェーズにおいて、それぞれのボートから1つの魚かごを加工し、加工船ライセンスから1つの魚かごを、ボートカードの山から2枚のカードとトレードできる。
3枚の加工船ライセンスのオーナー: 加工とトレードのフェーズにおいて、それぞれのボートから1つの魚かごを加工し、加工船ライセンスから1つの魚かごを、ボートカードの山から3枚のカードとトレードできる。
4枚の加工船ライセンスのオーナー: 加工とトレードのフェーズにおいて、それぞれのボートから1つの魚かごを加工し、加工船ライセンスから1つの魚かごを、ボートカードの山から4枚のカードとトレードできる。
例:
プレイヤー4は加工船ライセンス1枚と、エビライセンス1枚を持っている。彼女は最後の加工とトレードフェーズの間に、すべてのボートから1つずつ、合計で4つの魚かごを加工した。彼女は1つの魚かごをボートカードの山から1枚のカードトレードした。加工船上の3つの魚かごはそのままにした。次のオークションフェーズで、彼女は額面4$のタラライセンスを落札した。彼女は支払いに、3つの魚かごを使ってこのライセンスで選択することを選んだ。1$はエビボーナス。彼女は3つの魚かごを破棄し、タラライセンスを自分の前に置く。
NOTE: プレイヤーは加工船を除く各種のボートから、ボートごとに1つの魚かごを加工船ライセンスの上に移動して、加工する。
酒場 (QTY 3)
酒場はゲーム終了時に10VP。ボートや他のボーナスは無い。
タラバガニライセンス (QTY 3)
このゲームには3種類のタラバガニライセンスカードがあり、ゲームの終了の際にVPボーナスを与える。さらに、タラバガニのボートはタラバガニライセンスに向かって進水される。タラバガニライセンスを持っているプレイヤーは、最も高い基礎VPボーナスを受けられる。
例:
プレイヤー2は「船長の数」のタラバガニライセンスを持っている。ゲームの終わりに、彼は8隻のボートを進水させ、7隻のボートに船長がいた。彼のタラバガニボーナスは7VPである。(最後のスコア計算で、タラバガニライセンスの5VPもカウントされることを忘れてはいけない)
例:
プレイヤー4は全部で7枚のライセンスカードを持っている: エビライセンス1枚、タラライセンス2枚、加工船ライセンス1枚、タラバガニライセンス2枚、酒場ライセンス1枚。タラバガニライセンスは「異なったライセンスを獲得した数」である。2枚のタラバガニライセンスは、異なったライセンスとはカウントされないので、5種類のライセンスで6VPが得られる。
■ボートカード
96枚のボートカードは、エビ、ロブスター、加工船20枚ずつと、タラ、マグロ、タラバガニ12枚ずつで構成される。それぞれのVP、進水コスト、お金の価値は次の通り:
(画像省略)
NOTE: 手札のボートカードの枚数は共有情報。プレイヤーはそれぞれ枚数を質問できるが、どのボートカードを持っているかは秘密にできる。
ゲームマーケット2017神戸 試遊+α
ゲームマーケット2017神戸の試遊メモ。
撮って出しのスマホ画像&短文ごめんなさい。
ゲームの感想には個人差が大きいので、参考程度にお願いします。
■CROSS WAR
二人用。相手の領土を侵略するカードゲーム。ルールを聞いた時はあっさり終わってしまうのではないかと思ったが、簡単なルールの中に戦略性があり、とても楽しかった。購入。
■Turn
グルグル回して同じ色で正方形を作る。永遠を感じた。ルール説明をしてくれた人の「ミス」で勝ったが、 実力で勝てるイメージが沸かない。ガチアブストラクトは苦手。(嫌いではない)
■しりとりむし
しりとりをしながら、指が絡み合うゲーム。やったことはないが、ツイスターってこんな感じなのだろう。女の子とやりたい。
■ノームと幻術の森
落とし穴を避けつつ、宝石を集める。コンポーネントが綺麗。裏表で内容が違う発想も面白かったが、運要素強めのパーティーゲームかな。
■KITTYS
事前にチェックしていたゲーム。ハゲタカのえじき的なプレイ感。絵は可愛く、カードの質感も良かったが、自分の求めているゲームとは違った。
■Bubble Tea
透明なシートを重ねて絵を作る。その発想がものすごく良かったが、同じ人と長く何度もプレイするものではないかな。オープン会などに置いてあると盛り上がりそう。ナインタイル同様、好きだが勝てる気がしないゲーム。
■WILD WEST SHEPARDS
羊が出てくるだけでもう好き。知らないお二人も交えて5人でプレイしたが、最初の1回で十分面白かった。ただ、5人は欲しいゲーム。そんなに友達がいないので見送った。
プレイ中、サークルのおにーさんがずっと「ビリー! ビリー!」と叫んでいたので、ビリーが好きなのだなと思っていたが、後でルールを確認したら、インストをしてくれたおねーさんが村長とビリーの行動順を間違えていたようだ。
■ネオン -neon-
+と凹のタイルを交互に配置し、床のダイス目の合計を競うゲーム。インストしてくれたおねーさんがぶっきら棒で怖かったが、ゲームは面白かった。 もったいない。今回は試遊だけとのこと。製品化されたら絶対に買おう。
■ナインブレイク
数字要素のあるオセロ。1回のプレイでは数字があることによる戦略性の広がりまでは理解できなかった。アブストラクトは苦手なので試遊のみ。(嫌いではない)
■にゃんこならべ
五目並べのコマを猫にしたもの。子供にもとっつきやすいようにというコンセプトとのこと。アブストラクトは苦手なので(略)。
以下、早速遊んだ購入品。
■がちがちプリンス
ツレが購入。初回、プレイした3人ともポカンとなり、まったく面白いポイントがわからなかったが、数回プレイしたら、しれっと嘘をつくのが楽しいのだとわかってきた。「俺下半身」「僕も下半身です」「私も下半身」からの、「腰」「腕」「肩」みたいな。たくさんの人数でわーっとやるパーティーゲームかな。
■ロジタク
カードを使って卓球をする。自分の購入物で、事前にチェックして面白い確信のあった1つ。帰路、席の空いた大阪から米原までツレと二人で延々とやっていた。
面白い。個人的には傑作。マグネット盤に磁石を使えば、さらに携帯性が上がって旅行のお供に最適なゲームになりそう。完全に灼熱。俺はこよりちゃんになる。
2月11日ボードゲーム記録
ClariS武道館コンサートの翌日、予定通りリトルケイブへ。
名古屋から遠征の自分の他に、奈良からも一人駆けつけてくれた。
残りは関東民だが、千葉だったり茨城だったり、思わず関東と一括りにしてしまうが、東京が遠い人もたくさんいるのね。
■ゾックンロール
最初は簡単なダイスゲームで。
自分も初めてのプレイ。ルールは事前に確認して、自分でインストした。
ルールはシンプルだし、基本ルールは役が馴染み深く、取っ付きやすいゲームだと思う。
事前に見ていたら、1回目で降りまくった方がいいかなと思ったが、全然そんなことはなく、バランスがよかった。
ただ、3カード以下で決まることが多く、やや盛り上がりには欠けるかもしれない。
ダイスゲームと大きく一括りにするなら、CAN'T STOPの方が初心者にもより楽しんでもらえそう。
■チケット・トゥ・ライド・アメリカ
全員初プレイ。ルールは事前に確認して行ったが、インストは店員さんにお願いした。
相手を邪魔する要素が熱く、Trans Americaよりはこっちの方が好み。
5人だと少し人数が多いかな。次に回ってくるまでのテンポが少々悪く、プレイ時間も長くなり、だれる感じがした。
4人プレイで再挑戦したい。なかなか4人集まる機会がないが。
■ジャングルスピード
自分は2回目のプレイ。随分昔にオープン会でプレイして、すごく楽しかった記憶があって再挑戦。
ただ、あまり盛り上がらなかった。
前回は拡張カードも入れたから、そのせいかもしれない。
今回はメンバーの得手不得手がはっきり出てしまったので、それが最大の要因という気もする。
■ニムト
店にも置いてあるが、奈良民の持参したカードでプレイ。インストもお願いした。
安心安定のニムト。自分も大好きだし、今回ゲームはすべて自分が仕切っていたが、予定になかったニムトを急遽プレイすることにしたのも自分。鉄板。
初めてやった3人も、この日遊んだ中でこれが一番面白かったとのこと。
もっとも、面白かったゲームの1番がニムト、2番がゾックンロールは少し寂しい気もする。
大型のボードゲームは好みの分かれるところ。是非色々なタイプのゲームをやってみてほしい。
■スカイアイランド
日本語ルールがないかもしれないと、事前にルールを全部和訳までしたゲームだが、普通に日本語のルールブックが入っていた。まあ、いい勉強になったし、インストがスムーズにできたのでよかった。
この手の多少ルールが複雑なゲームは、みんながルールを覚えて、2回目からが勝負という感じはある。時間的に1回しかやれず、ルールを熟知していた自分の圧勝で終わった。
個人的には好きだが、毎ラウンド得点計算が面倒で、ややテンポが悪いことと、それほど大きな領土ができるわけではなく、割とこじんまりとしていることなど、マイナスポイントも。
4人がベストと思われるので、また機会を見つけてプレイしたい。