使えば使うほど価値が上がっていく
12,000円の服を買ったとして、これを1回しか着なかったら、その1回は12,000円分の価値を持つ。
2回目を着る。
2回着たから、単純計算でその2回目の価値は半分の6,000円になる。
つまり、1回目は12,000円、2回目は6,000円で、この服は18,000円分の価値を持ったことになる。
3回着たらどうか。
3回目は12,000円の3分の1で4,000円。1回目、2回目と足し合わせて、22,000円の価値を持ったことになる!
すごいぞ。着れば着るほど価値が増していく。
4回だと25,000円、5回だと27,400円。
10回だと35,147円。
15回だと39,818円。
20回だと43,173円。
30回だと47,940円。
50回だと53,992円。
100回だと62,249円。
もちろん、着れば着るほどこの価値は上がっていくのだが、だんだんと伸びが鈍化してくる。
もし切り捨てで計算するなら、12,000回以上は1回あたり0円になって止まる。
つまり金額分の回数を使えば、無事に減価償却となるわけか!
しかし、1,000円のシャツでも1,000回は着ない。100円で買ったトランプだって、100回やるかは怪しい。
どれだけ使えば満足できるか。
せめて、最初に買った金額分は使いたいと考えると、12,000円の服は、1回着た時に12,000円の価値を持っている。
つまり、1回着ればOKということになる。
どんなものでも、1回使えば元は取ったことになるのだ!
……どこで間違っちゃったかな……。