宇治観光と北宇治高校吹奏楽部第1回定期演奏会感想(神奈川公演の追記少々)
もう24時も回ったし、寝たい感はあるのだが、今日のことをさらさらっと。
宇治まで『響け!ユーフォニアム』の吹奏楽コンサートを聴きに行ってきた。
名古屋からだと2時間くらいで着く。8時に出発して、10時に到着。
とりあえず会場の下見に行くが、まだ何もない。そりゃそうか。
駐車場を出て、裏から縣神社の方に抜けて、久美子の家の向かいの駐車場に駐める。
事前に宇治十帖スタンプラリーのツイートがあったので楽しみにしていたが、10月22日からだった。
平等院へ。
宇治はユーフォが始まってから3回目、通算4回目だが、実は平等院は初めて。
それからまったく無目的に宇治橋通り商店街を歩いたりする。
観光と言うか、小説の資料集めの側面も強かったので、地元民である久美子と麗奈が、ここで生活しているイメージで。
JR宇治駅が遠いのはわかった。
表参道に戻って「ながの」という店で蕎麦をいただく。
京阪宇治駅へ。
宇治駅より北の河川敷の視察に行く。
金曜日の夜にPixivにアップした小説『RESTART』で、久美子と麗奈と梓に、北の河川敷で練習させたのだが、実際にそれが可能かを見たかったのだ。
練習できそうなスペースはあるのだが、降りる場所と、光がまったくない。うーん。公開した後だが、ちょっと内容を変えるか。
『思はぬ山に』というユーフォくみれい小説を書いた際に源氏物語を調べて、もうちょっと浮舟について知りたいなぁと。
ミュージアム到着が12時半。ぶっちゃけあんまり宇治でやることがなかったので、13時からと13時半からの映画を両方見て、14時くらいに出た。
源氏物語に登場する男たちは、とてもクズな気がするが、ああいうのがいいのだろうか。不思議だ。
今日は川が増水して、中の島に渡れなかった。朝霧橋が通行止めで、ぐるっと宇治橋を経由して駐車場へ。
その最中に宇治神社を見たりソフトクリームを食べたりしたが割愛。
車を出して、一応京アニショップに行ってみることにする。
その前に、やはり自作のくみれい小説『日常の隣で7』に出した菟道稚郎子の墓がどんなものか気になって見に行く。
場所が思ったより奥だったのと、想像以上にマイナーだった。麗奈が、これを知らない久美子を冗談でバカにするが、こんなの誰も知らないと思う。
京アニショップへ。
事前にすごい混んでいるというツイートを見かけたが、そのせいか、久美子と麗奈のグッズは軒並み完売していた。葉月と緑輝は残っていた。悲しい。
本を1冊購入して店を出る。何かすごい限定物でもない限り、もう行かないかな。
隣にあった満月堂という店で饅頭を買って、再び会場の宇治市文化センターへ。
16時くらいに到着。事前販売でプログラムだけ購入して、隣の図書館で時間を潰す。
ちょうど中学生向けの簡単な吹奏楽の本があったので読んだ。ああいうの1冊、小説の資料に置いておきたいところ。
トランペットとかユーフォニアム、先日アップした小説ではトロンボーンのことなんかも書いているが、実のところ金管楽器は扱い方とか全然わらかない。
コンサートの座席は最前列。
先日のClariSコンサートが最前列だったら泣いて喜んだが、吹奏楽を最前列で見ても、とてもいまいち。前の方の楽器しか見えないのが一番痛い。
トランペットもユーフォニアムもトロンボーンもまったく見えなかった。
後、座席が狭かった。なんばグランド花月より狭かった。まあ、始まったらあまり気にならなかったが、隣のおっちゃんやにーちゃんと腕が触れ合っていた。
さて、コンサート。
『DREAM SOLISTER』で開演。すごく良い。
曲が終わってから、司会のお姉さんと音楽プロデューサーの斎藤さん、優子の声優の山岡ゆりさんが登場。司会のお姉さんもユーフォ詳しそうで良かった。
次に『暴れん坊将軍のテーマ』と『海兵隊』の指導前Verを披露してくれる。
よくぞあんなに下手に吹けるものだ。山岡さんのその辺の突っ込みが面白かった。強豪吹奏楽部出身だそうで、山岡さんが全体的に面白かった。
途中でトランペットも披露してくれたのだが、上手だった。団員さんがリアルに驚きの表情をしていたのが印象的だった。
前述の指導後Verと、サンフェスの3曲を演奏して、休憩に。『RYDEEN』がむっちゃ良かった。
休憩の後は、『きらきら星』と『愛を見つけた場所』を演奏してくれる。
『愛を見つけた場所』はアレンジはCDの方が良かったが、演奏は今回の方が上手だった。
これはプログラムで斎藤さんも書いているが、団員たちが1期放映当時より遥かに上手になっていて、もう一度サントラCDを作り直してほしいほど。
特に香織先輩のトランペット。
その後『プロヴァンスの風』と『三日月の舞』を演奏してくれたのだが、香織先輩役の人のトランペットがものすごく上手だった。
なお、山岡さんはもちろん、確か斎藤さんも指揮の大和田さんも、麗奈より香織先輩のトランペットの方が良かったと言っていた気がする。
麗奈のトランペットはプロの人が演奏したらしいのだが、全体のまとまりとして見た時にどうか、という点。この辺、山岡さんが滝先生のジャッジも含めて、めった斬りにしていて面白かった。
一応プログラムの最後になる。
『DREAM SOLISTER』をTRUEさんが吹奏楽と合わせて歌ったのだが、むっちゃ上手い。それに声量がすごい。
アンコールで『トゥッティ!』と、たしか『Starting the project』を演奏してくれる。
ラストに2期のOPをTRUEさんが歌って終了。前作が「響け!」というテーマだったのに対して、今回は「届け!」という想いを込めて作ったそうだ。こちらも素晴らしい。
最後に斎藤さん、山岡さん、TRUEさん、そして指揮の大和田さんが挨拶して、休憩を含む2時間半近くのコンサート終了。
大満足。本当に満足だった。
もうじき2期が始まる。
個人的に2期の注目点は以下の3つ。
・秀一展開をどうするか。
今回のトークでもあったが、8話のあのシーンが一番人気なのは、制作側も把握している。ただ、実はあのシーン、割と唐突なのだ。麗奈が久美子を好きになった理由が弱く、久美子も随分急に麗奈を好きになっている。
にも関わらず、自分も含めてみんなあのシーンが大好きなのは、視聴者の多くが求めているのがくみれい展開ということだろう。
これは何度も何度もこのブログでも書いているが、原作者は麗奈との友情と秀一との恋愛を両立させたが、我々の百合の民には、それがよくわからない。浮気じゃないの?
原作通り秀一展開にするのか、なかったことにするか、それが最大の注目点。
もし原作通り秀一展開にするのであれば、秀一が活躍するのか、原作通り物語にまったく絡まずに、ただ主人公だけ持って行くのか。前者なら許せるが、後者は本当にやめてほしい。
・久美子の活躍。
元々この小説において、久美子は傍観者という側面が強い。
1巻は香織と麗奈のごたごたを、2巻はみぞれと希美のごたごたを見ているだけで、あまり解決のために動いていない。
2巻の主人公は2年生であり、ぶっちゃけ久美子視点である必要すら無いくらいだった。
久美子が2年生のごたごたを解決するために果たす役割は、見所の一つだと思う。
・葉月と緑輝の扱い。
すでに1巻の時点で空気だったが、原作でもどんどん空気になっていく。
久美子が麗奈べったりになった上、元々久美子自身があまり物語に絡まないから、葉月と緑輝が空気になるのは仕方ない。
自分が武田綾乃という人が好きになれない理由の一つでもあるのだが、葉月って秀一の久美子への想いを描くだけのために作られたような気がする。
香織も同様。麗奈のソロを際立たせるために登場しただけのような気がする。二人ともなんだか境遇に納得して相手を応援して、特に救いもない。
アニメでは葉月や緑輝に、もう少し出番があるといいなぁと思う。
最後に、今回やはり、「香織がソロを吹く展開に需要はある」と感じた。
単にソロの上手さだけではなく、そこに至る色々なことも含めてジャッジするべきだったと、山岡さんも滝先生に怒っていたが、本当にそう思う。
そのことは原作を読んだ時から感じており、昨年、報われない香織を救済するために書いた自作小説を紹介してこのエントリーを終える。
少しでも原作の展開に満足できなかった人の慰めになれば嬉しい。
【2016/11/21 追記】
昨日、神奈川公演の2回目の部に行ってきた。
席は1階の奥の方の一番端。前回宇治の時は最前列だったので、今回はトランペットやトロンボーンなど、すべての楽器を見ることができた。
音量はどうしても小さくなってしまうが、バランスは良かったように感じる。やはりこういうものは、ある程度後ろの、できたら真ん中で観賞したいものだ。
さて、公演時間は2時間10分だった。宇治の時は記憶では2時間半で、今回は随分と短かった印象。
もちろん、曲目は同じだし、1曲1曲の長さも同じ。つまり、トークが少なかった。
例えば宇治の時は、
・香織先輩と麗奈のトランペットの話。麗奈のトランペットはプロの人を使ったが、バランスとしては香織先輩の方が良かった。
・『愛を見つけた場所』がなぜチョイスされたのか。他に、サンフェスの選曲などについて。
・指揮の先生が滝先生のモデルになった話。録画して動きを研究したとか。
・サンフェスの曲は座って録った。臨場感も大事だが、アニメで見たらおかしくなるし、その辺のバランスについて。
などなど、他にもたくさんのトークがあった。
それらが、ほとんどまったくなかった。
ゲストの声優さんの影響もあると思う。
声優さんご自身の人間性は知らないが、実はあすかは1期ではあまり作品に絡んでいない。
だからきっと、優子の声優さんと比べて、1期の内容について、特に熱く語るような想いがなかったのかもしれない。
山岡さん、かなり白熱していたから、ものすごく面白かった。
特にトランペットの話。山岡さん本人もトランペットをやっていたこともあり、かなり思うところがあったよう。
マイクを持って走り回っていたのも覚えている。本人が1曲披露したのも、宇治公演が長かった理由の一つだ。
本エントリーで書いた『愛を見つけた場所』は、今回はCDと同じアレンジだった。とても良かった。
滝先生が来る前のバージョンは、より一層下手になっていた。ちょっとやり過ぎ感はあったが面白かった。
ユーフォの男の子が少し喋ったのは良かったな。オーボエの子の話も聞いてみたかったし、アニメの主要キャラの録音を担当した生徒さんの話をもう少し聞けたら良かったと思う。
そういった色々なことをふまえて、第2回がより素晴らしいものになることを願っている。
恐らく第3回は無い。ユーフォの人気がどうというより、メンバーが卒業してしまうから。
『ダッタン人の踊り』のフルバージョンとか聴きたいし、是非第2回はやってほしい。