希望のない世界から

消化試合を生きる

今さら『Wake Up, Girls!』を見始めた

年始にWake Up, Girls!のライブに行った時、アニメを見たことがなくキャラは一人もわからない。曲は1曲も知らず、メンバーは山下七海しか知らない状態だった。

よって、ライブを観た感想も、漠然とした「楽しかった」の他は、「山下七海が可愛かった」というだけで、ライブ中も山下七海しか見ていなかった。

翌月、Wake Up, Girls!は解散した。当時は、これで山下七海が個人で活動できるようになるから嬉しいと思った。

 

最近、映画『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』を見て、続けてTVシリーズの第一期を見始めた。

なるほど、パンツの演出は過剰で不要に思えるし、第2話の前半は見るのが苦痛で、初見なのに飛ばしてしまったが、なかなか面白い。

島田真夢が可愛い。

曲もいい。まだTVシリーズの10話までしか見ていないので、登場した楽曲は少ないが、最初の『タチアガレ!』がとてもいい。ライブに行った時は、この曲すら知らなかった。

先日、鈴木みのりのライブに行った際、事前にアルバムを聴いていたのだが、やはりライブは曲を知っていた方が楽しめる。

現地で新たな曲との出会いがあるのもそれはそれで好きだが、比較したら曲は事前に知っていた方が良いと感じた。

 

島田真夢だが、大田の書き込みに一切肯定的なコメントがつかなかった。まさに総スカンである。

これも過剰な演出なのだろうが、ちょっとこの状況は考えにくい。

今、NGTが世間を賑わせているが、どう考えても真っ黒でインターネットを見ただけでも何百という批判にさらされているメンバーでも、根強いファンがいる。

I-1clubのセンターを努めていた島田真夢がグループを脱退したとして、例えばその理由が不倫や覚醒剤だったとしても、そこまで見事にファンが離れてしまうだろうか。

I-1clubの人気を考えたら、島田真夢が仙台でアイドルを再開したなどと聞いたら、数百人が観に行っても不思議ではないのだが。

まあ、総スカン食らってインターネットに書き殴られた批判の数々を、本人が部屋で一人でじっと見つめている光景を想像すると大変萌えるのでいいのだが。

 

ガラガラの箱でライブをしている姿を見て、なぜだかアース・スタードリームを思い出した。

自分がアース・スタードリームを知った時はすでに、中島由貴の人気が出た後で、もちろんゆっきー経由でグループを知ったのだが、握手会の列も他のメンバーは2、3人で、ゆっきーだけ数十人から100人近く並ぶような状況だった。

見たことはないが、Rev. from DVLの橋本環奈も同じような状況だったのではなかろうか。

翻ってWake Up, Girls!を思うと、もし握手会があったら、島田真夢だけ殺到すると思われる。普通に考えれば。

ただ、今書いた通り、島田真夢は総スカンで、I-1clubのセンターだったにも関わらず、人気も他の無名メンバーと大して変わらない。握手会も大田組数人が並んで終わりなのだろう。

本当に不思議だ。

渡辺美優紀NMBを脱退し、2年明けて活動を再開した時、ファンがたくさんいた。

島田真夢はやらかしたからと言うが、実際には何もしておらず、シングル争いに負けて辞めただけで、変な噂を流されたとしても、ファンがあそこまで壊滅するのは考えられない。

まあ、I-1clubの元センターに数人しか並んでいない握手会とか、それはそれで大変趣深いのでいいのだが。

 

さて、TVシリーズは残り2話。見てもその後の映画までかな。

新章はどうも絵が好きになれない上、島田真夢の年齢が19歳になっている。

高校生が好きなんよね。女子高生って、それだけで輝いてるよね。

ああ、冒頭の話を拾っていなかった。

今こうして島田真夢を好きになって思うのは、ライブを観に行った時、せめて今くらいの知識が欲しかった。

そして、ライブを観たくてももうグループは解散してしまった。本当に「今さら」だ。