希望のない世界から

消化試合を生きる

ブラバンDayというイベント

管楽器を始めるまで知らなかったのだけれど、様々な楽器店が『ブラバンDay』なるイベントを実施しているのだね。

ざっくり言うと、楽器経験者が楽器を持ち寄って、みんなで演奏するというもの。

楽器経験者であればレベルは不問とあったので、先日とある楽器店の『ブラバンDay』に参加してみた。

 

何日かに分けて行われて、最後には演奏会がある、その第1回だったのだが、行ってみたら和気藹々。

どうやら今回の企画の第1回というだけで、すでに同じ企画が何度も行われており、講師も含めてほとんどが知り合いだった。

これはなかなか居心地があれだなぁとは思いつつ、ぼっちには慣れているので、指定された椅子に座り、置いてあった楽譜を見て青ざめた。

 

難易度が高い。

「楽器経験者であればレベルは不問」という言葉の意味を取り違えた。これは、「ある程度のレベルでなければ楽器経験者とは言えない」という意味だったのだ。

じっくり練習すれば、今のレベルでもある程度吹けそうな曲もあったが、1年未満の自分が初見でどうこうできるレベルではない。

早々に講師を捕まえて、この日は見学を申し出た。

 

結局練習の数時間、1音も出さずに座っていたのだが、みんな上手だった。やはり全員が元吹奏楽部員か、何年もやっている人ばかり。細かいところはともかく、初見でちゃんと演奏になっている。

個人的にはああいう演奏を背中で聴いたことがなかったから、とても楽しかったし、良い経験になったのだが、講師や他の参加者には気を遣わせてしまったかもしれない。

間違って紛れ込んでしまっていたたまれない初心者の図になっていたが、自分自身は全然気にせずに楽しんでいた。

 

そんなこんなで、帰り際、講師からは「次回も来てね」と言われたが、それを言葉通り受け止めてはいけないだろう。

とりあえず次の練習日まで本気で練習して、少しでも吹けそうなら参加、やっぱり無理そうなら諦めようと思っている。

元々教室の先生から、1年未満にしては上手いとは言われていたが、そういうレベルで足りる場所ではなかった。先生には事情を説明して本気を出す宣言をしたので、ちょっと自分を追い込もう。

 

久しぶりにデレステを起動して乙倉ちゃんのために走っている場合ではない。(久しぶりにデレステを起動して乙倉ちゃんのために走っている)