希望のない世界から

消化試合を生きる

世界コスプレサミットの感想(7日)

コスサミ2日目のお話。

写真は1枚も出て来ない一個人の日記なので、暇で死にそうな人だけどうぞ。

 

世界コスプレサミットの感想(6日)

http://minaryn.hatenablog.com/entry/2016/08/08/112142 

 

の続き。

翌7日は死ぬほど寝るつもりだったが、いつもの習慣で早めに目が覚め、妙に冴えてしまったので起きて写真の整理に勤しむ。

何人かお写真をお送りして、昼過ぎに出発。

 

昨日より暑い。人が少ないのは、この日は大須で撮っている人がいることもあるし、昨日の暑さで今日は遅くから来る人もあったと思う。実際、夕方には昨日と同じ状態になった。

13時から撮影を開始したのだが、昨日以上にまったく撮らずに、仲間と合流。その後もほとんど撮らなかった。

この日は交流メイン。最終的に知り合いのレイヤーさん以外で撮ったの、3人か4人しかいない。

 

どうしてせっかくの大きなイベントなのに野良であまり撮らないのか。このエントリーでは、前回書いた「複雑な心の事情」の話をしよう。

まず大前提として、撮った写真は後からほとんど見ない。レイヤーさんに送るくらいまでは見るが、1週間もしたらもはやその写真は永遠に見ない可能性が高い。

旅行の写真はふと懐かしんで見返すことがあるが、言ってしまえば知らない他人の写真を、何年も経った後で見るかというと、見ない。

それはすごく可愛い女の子の写真だったり、露出が高い写真だったとしても同じである。結局、自分にとって撮った写真自体にはあまり価値がないので、囲みに参加する気もないし、列に並びもしなかった。

 

これは専属撮影でも同じである。

そもそも自分は男装撮影が多く、ますます撮った写真を何度も見返すようなことはない。レイヤーさんが喜んでくれたら、それでその写真は役目を終える。

それにも関わらず、どうして撮りに行くかというと、撮影自体が楽しいからだ。

前にソシャゲはコミュニケーションツールというエントリーを書いたが、コスプレ撮影も同じ。レイヤーさんとああだこうだ言いながら作品作りをする、その時間が楽しいのである。

 

そういう理由で、大型のイベントでも、すでに知り合っているレイヤーさんを中心に回るのは自然なことなのだが、前にとうとう撮影予定がなくなったという話を書いた通り、色々な事情で撮影できる相手は減って行ってしまう。

そもそもそういう人たちも、元々は野良で初めて撮らせていただいた後、少しずつ打ちとけていったケースが多い。昨日の夜に撮影した3人組も、半専属でついた2人組も、元々は大型イベントで野良で撮影した人たちだった。

だから、野良撮影をする基準は、次に繋げられそうか、次に繋げたいかという2点。

 

撮ってみないとわからないケースも多いが、少なくとも列になっていたり、明らかに飛び抜けてコスプレの質が高い人などは、その時点で自分など何の役にも立てないとわかるので敬遠する。

後は、コスプレ歴が長そうな人。コスプレの内容に関わらず、長くコスプレをやっていると、大抵腕の良い信頼できるカメラマンの一人くらいはいるものだし、逆に長くやっていてそういう人がいないのであれば、自分もそういうカメラマンにはなれないだろう。

年齢が高そうなレイヤーさんを敬遠するのはそういう理由であり、恐らく知り合いさえすれば、年齢が多少でも近い方が撮影の際の会話は弾むと思っている。ただ、経験的に若い初心者のレイヤーさんの方が、自分を必要としてくれるケースが多いから、若い人を中心に声をかけている。

他には、仲の良さそうなカメラマンと一緒にいるケース。大型イベントでも特定のカメラマンと一緒に行動しているレイヤーさんは多いのだが、そういう人はもはや声をかける意味がない。

 

もちろん、その程度の絞り込みでは、まだまだたくさんのレイヤーさんが対象になり得るが、たくさん撮っても、送るのが大変になるだけだ。

撮りまくっているカメラマンさんは、一体送るのにどれだけの時間をかけているのだろう。

自分は写真を送るのに時間がかかるので、「個撮をしたいなぁ」と思える程度には好みのレイヤーさんだけを対象にする。そんなにも特殊な好みではないので、一般的に見て可愛い子、綺麗な女性だ。

ただ、前述の通り、可愛い子、綺麗な女性はとても人気があり、自分程度のカメラマンなど必要としていない。

このバランスがものすごく難しく、結果としてなかなか声をかけられずにぐるぐる回って時間ばかりが過ぎていくことになる。

 

それでようやく話しかけても、アーカイブツイッターもやっていないとか、後から見に行ったらすごくフォロワー数の多い人だったとか、遠征で来ていた人だったとか。

あるいは、写真を送った後、次の撮影をほのめかしたらお返事をもらえないとか、身内だけでやっているからごめんなさいとか、すでに撮ってもらっている特定のカメラマンがいるとか。

まあそれは声をかけてからの話だから置いておいて、とにかくたくさん声をかけると送るのが大変だから、次に繋げたくて、繋げられそうな人に厳選している、というのが野良撮影の枚数が少ない理由。

基準が感覚的なものなので、声をかける・かけないの明確なラインは説明できない。

 

昔は本当にたくさんの真姫ちゃんを撮っていたのだが、前回の栄のコスフェスも、今回のコスサミも、真姫ちゃんは1枚も撮っていない。

ラブライブに飽きたこともあるが、真姫ちゃんは人気があるから、真姫ちゃんレイヤーというそれだけで、自分など必要とされない可能性が高い。

どんなに好きなキャラでも、レイヤーさんが可愛くても、やはり次に繋がりそうもなければ撮らないのだ。

 

そういうことで、この日は日中は遠征で来ていた知り合いの2人組(この二人も元々コスサミの野良で知り合った)を長々と撮影し、夕方サイゼリヤで食事をして、夜は昨日の2人組の内の一人と、その後は3人組の内の二人と撮影して終わった。

会場を出たのは22時近く。まさかそんなに遅くまでいるつもりはなかったが、オアシス21で夜撮影ができる貴重な機会なので、自分に撮ってほしいレイヤーさんがいるなら、付き合ってあげたくなるもの。もちろん、自分としても撮りたい。

迎えた今日、月曜日、さすがに眠くて死にそうだが、11日の祝日までどうにか凌ごう。

 

さて、ここからである。

ここまでに書いた通り、野良で撮影するのは「次に繋げるため」であるから、いかに早く、クオリティーの高い写真をお送りできるかが大切。

レイヤーさんはたくさんのカメラマンから写真をもらうので、出遅れたら埋没してしまう。ただでさえ大した写真ではないのだから、スピード感は大事にしたい。

仕事なんてしている場合ではないのだ!

と声を大にして言いたいが、そればかりは仕方ない。

日頃声をかけてくださる知り合いのレイヤーさんにこそ、先に送ってあげるのが筋ってものだが、どうしても初めての人を優先してしまう。この辺は実に難しい。

 

栄コスフェスの時は、次にまったく繋げられなかった。

さて、今回はどうか。

すでに数少ない野良撮影の内、何人かには送ったが、遠征だったり、専属撮影はお断りされたりなどで、結果は思わしくない。

この日撮った知り合いレイヤーさんは、いずれも2人組だったり3人組だったり。

それが答えの一つかもしれない。また今回の結果を見て反省はするが、次に繋げるのであれば、ピンでいる人ではなく、相棒がいるレイヤーさんの方がいいのかも。

そんなわけで、コスサミ自体は終わったが、ここからが勝負なのだ。

 

余談だが、6日に撮らせていただいたレイヤーさんが、7日に去年撮影して相互フォローになったレイヤーさんと合わせをしていた。

もちろん、撮らせてもらいに行ってきた。

本当にすごい偶然なのだが、こういう偶然も上手に使えたらなぁと思う。