希望のない世界から

消化試合を生きる

小説を書く時は、細部はリアルに、展開を理想に、という話

ここ数日、小説を書くために女子高生について調べている。

別に難しい話ではない。夏場、制服とブラジャーの間に何かつけているのか、ということである。

正確には、どうしたら透けるのか、もしくは透けないのかということ。

女子には当たり前の話なのだろうが、これを自分は、今までまったく気にしたことがなければ、知る機会もなかった。

 

繰り返しになるが、女子には当たり前の話なのだと思う。

その女子自身がそうだし、周囲に聞けない内容でもない。着替えるタイミングで見てもわかる。

自分だけのサンプル1の話ではなく、ある程度の人数を主語にした話ができる内容だ。

しかし、自分(ブログ主)には未知の世界なのである。

女性が使い終わった生理用品をどうやって捨てるのかとか、それくらい、女性には当たり前だが男性には未知のことというのは、ごろごろ転がっているのだ。

時々トイレでスカートごと下ろして用を足す女子の登場するマンガを見るが、わざとではなく、知らずに描いているマンガ家さんも多いことだろう。

 

で、普通ならこういうのって、誰かに聞けば済む話だと思う。

例えば奥さんに知識として聞くこともできるし、実際に試してもらったりもできるかもしれない。

もしくは彼女に知識として聞くこともできるし、実際に試してもらったりもできるかもしれない。

あるいは娘に知識として聞くこともできるし、実際に試してもらったりもできるかもしれない。

もしかしたら娘の友達に知識として聞くこともできるし、実際に試してもらったりもできるかもしれない!

まあ、試してもらうのは無理でも、その程度のことを聞くことができる程度の女友達の一人や二人、普通はいるのだろう。

 

自分にはいない。

怖いか? フフフ……。

 

小説にリアルを求めてはいないが、それは展開の話であって、日常の所作ではない。

できる限り細部はリアルにすることで、読み手に「現実にもこういうことがあったらいいなぁ」と思ってもらいたい。

曲がり角でぶつかった女性と仲良くなる話はいいが、パンをくわえて走り出した瞬間、もはやそれは「自分のいるリアルとは違う世界」になってしまう。

スカートごと下ろして用を足した挙げ句、生理用品をそのままトイレに流す女の子を出してしまったら、その女の子は「自分の近くにいる誰か」である可能性がなくなる。

細部はリアルに。展開を理想に。

ここ、大事なポイント。

 

そんなわけで、「女子高生 制服 夏 ブラジャー ノーブラ 透ける 着替え」みたいなキーワードで検索しまくって、知識を得る。

誰かに聞けばすぐに済む内容の上、インターネットの知識には偏りがあるので鵜呑みにはできない。

例えば、ブラジャーの透けている女子高生の画像がたくさんヒットするが、それはそういう画像に需要があるからそうなるのであって、実際にはブラジャーが透けていない女子高生の方が多いはず。

インターネットならではの偏りである。

それに、画像では質感がわからないし、ノーブラだと涼しいのかとか、キャミソールをつけると肩が凝るのかとか、シャツを着ないと制服が汚れるのかとか、そういう細かい話はわからない。

必死に調べると女性の経験談も出てくるが、「そういうことに積極的に答える女性のサンプル1の意見」でしかない。鵜呑みにはできない。

 

以前ファンタジー小説を書いた時、人体の内臓について知りたくなった。

インターネットを検索すると、出て来るのだ。遺体の解剖動画とか。

そういうのを見て、吐きそうになりながら知識を得て、実にどうでもいい部分がリアルになった小説が完成した。

断言するが、個人の感覚より客観的事実の方が調べやすい。

つまり、「ノーブラで制服を着るとどんな感じがするのか」ということより、人間の内臓の色や大きさを調べる方が遥かに簡単なのだ。

 

ああ、自分にはそんなことを聞ける女性の知り合いの一人もいないのか!

などと、昨夜未明、ツイッターでぶつぶつ呟いていたら、なんと3人のおねーさまが話に乗ってくださった。

全員既婚者というところに、「そういう話に対する耐性や認識」の違いを感じる。

一応フォロワーには、10代や20代前半の女性もいるはずだが、そういう話に乗ってくれるどころか、ミュートされている可能性すらある。もうブロックしてくれ。

とにかく、高校も世代もバストサイズも異なる人たちからの、主観的・客観的な意見をたくさん聞くことができて、とても助かった。

 

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嘘です。

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