30代独身オタの哀愁

消化試合を生きる

すべてのイベントが抱える危険性について

特定のイベントの話ではないのだが、話をわかりやすくするためにコミケにしよう。

自分はコミケが大好きだ。毎年毎回行っているし、とても楽しい。(※)

けれどコミケには、負の側面もある。

先日はてなでも話題になっていたが、エロ絵の紙袋とか、やっぱり世間的には良くないと思う。

作る方を禁止するのは、ちょっと違うかなと思う。ああいうものがコミケの一面であることは間違いなく、あれを禁止したら、どこまでがダメなのかという話になる。

一般人の目に触れることが問題なのだ。別に紙袋に限らず、購入したエロ同人誌を電車の中で読んでいても同じことが言える。

エロに限らず、普通の二次創作でも、それを知らない一般人が公式に問い合わせて問題化した事例もある。

とは言え、買ったものをどう使うかを、完全に取り締まることは事実上不可能だ。

コミケに限らず、アニメ絵の法被に缶バッチをじゃらじゃら付けて街を闊歩しているオタクもいる。

わからない人にはわからない。

自分だって、多かれ少なかれ、他人を不愉快にさせているだろうし、他人に悪影響を及ぼしているかもしれない。

 

コミケは、他人に悪影響を及ぼす可能性がある。

それは間違いない事実だが、今のところ開催され続けている。

例えばどこかから、その悪影響についてものすごい批難の声が上がり、コミケが中止になったとする。

それはとても悲しい。

とはいえ、その悪影響に対して、完璧にゼロにする対策方法はない。

問題はエロ紙袋だけではないし、どんなことであれ、悪影響を及ぼす「可能性」というのは存在するのだ。

最初に特定のイベントの話ではないと書いたが、ライブイベントだってそうだし、花火大会だってそうだ。

明石の歩道橋で事故があった。福知山で爆発が起きた。

その可能性はどの花火大会にもあるわけだが、それで全国のすべての花火大会が中止になっているわけではない。

危険や有害性はどんなイベントにだって存在する。

その点を強調されて、イベントが中止になるのはとても悲しい。

 

啓発や対策は必要である。

悪影響を及ぼす可能性はあるが、楽しんでいる人もいるから放置する、という姿勢は誉められない。

ただ、悪影響を及ぼす可能性があるから中止しろという論調も、極端すぎると思う。

前述の通り、あらゆるイベントが何かしらの危険を孕んでおり、危険のないイベントなど存在しないのだから。

歩み寄れたらいいなと思うが、例えばオタクが嫌いな子連れのママにしてみたら、コミケなんて問答無用で消えてほしいだろう。

自分に関係のないものは、消えてもらっても構わない。

批難が極端になるのも、致し方ないのかもしれない。

 

(※) 例です。去年も行っていないし、今年も行く予定はありません。そこは論旨ではなく、「あるイベントが好きな人の立場」から書きました。