希望のない世界から

消化試合を生きる

斜め上の艦これアーケード

前に、「UR真姫ちゃんが出なくて心が折れてスクフェスを辞めた」という話をしたら、「ガチャが出なくてゲームを辞めるという発想はやばい」というお言葉をいただいた。

確かに、お金を投入して後は運に任せるだけの要素を、そのゲームを続ける主目的にしてはいけない気はする。スクフェスなら音ゲーパートやドラマパートなどのゲーム性が大事なはずだが、自分にとってスクフェスのモチベーションは真姫ちゃんだった。

前にちらっと書いたが、モバマスもやはり小日向のデレチケ60枚×3枚がどう考えても無理で心が折れ、最初のクリスマスイベントからずっと続けていたが、とうとう隠居生活に入った。

真姫ちゃん然り、小日向然り、特定のキャラへの思い入れが強くなればなるほど、ゲーム性よりもそちらが重要になってくる。グラブルは特定の推しがいないので、SSRが全然出なくてもなんとか続けている。

 

昔、艦隊これくしょんにはまっていた。夏コミと重なってイベントに参加できなかったことで熱意が冷め、そのまま引退したのだが、あれこそコレクションゲームだったなぁと思う。タイトルの通り。

好きな艦娘が欲しいというモチベーションがあって、そのためにその海域をクリアしなくてはいけない=だからやるという感じ。自分はシュミレーションパートを楽しんでいたわけではない気がする。

先程スクフェスの話で、「お金を投入して後は運に任せるだけの要素が主目的になっていた」と書いたが、厳密に言えば、「カードを集めるのが主目的だが、カードを集めるための手段がガチャしかなかった」が正しい。

別にガチャが回したかったわけではない。実際、真姫ちゃんの出ないガチャは回していない。

 

少し前に、艦これのアーケードゲームが始まった。何が画期的かというと、実際のカードが入手できる!

ソシャゲだと、どれだけお金を注いでカードを集めても、所詮はデータ。しかも運営がサービスを終了したらそれでおしまいという、制約があった。

強い所有欲は満たしてくれたが、イラストは検索で見られるし、どこか虚しさがあったし、危うさもあった。

ところが、今度は実際のカードになって手元に残る。文字通りコレクションできる。これは素晴らしい。

前述の通り、自分にとって艦これのモチベーションは、カード集めだった。そしてブラウザ版では、ゲームをプレイする以外に、そのカードを入手する手段がなかった。だからゲームをやっていた。

しかし、艦これアーケードは違う。カードは購入することができる!

 

ということで、カードショップで五月雨を買ってきた^^

 

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──ここまで書いてきた理屈により、この選択は合理的なはずだが、なんだろう、この「こうじゃない」感は……。