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30代独身オタの哀愁

消化試合を生きる

アニメ「響け!ユーフォニアム」第12話感想

12話が素晴らしく神回だったので、感想を数行。

 

まず、タイトルを回収した。

なんとなくやることになって、そのままズルズル吹いていたユーフォニアムという楽器が、たまらなく好きだと久美子が感じる重要な部分。

 

それから、消極的で自分の意志で動くことの少なかった久美子が、上手くなりたいという強い思いで練習に励み、先生にも力強く発言したこと。

見ているだけでは少しわかりにくいが、保健室で葉月と緑輝が説明してくれている。

これを、久美子の成長と捉えたい。必ずしも消極的なのが悪いわけではないが、新しい自分をスタートしたかったという久美子の発言から(5話)、今の状態を久美子自身が望んだ状態と考える。

 

それから、アニメの一番最初の麗奈のシーンを回収した。

原作では、大吉山に登る最中に、麗奈に指摘された時に久美子はすっとぼける。本当に忘れていたのか、大して気にもしていなかったような感じで。

元々原作では、あまり麗奈に対して悪く思っていない。

ただ、麗奈は泣くほど打ち込んでいたのに、自分はそうではなかったという、それだけだったが、アニメではそれプラス、麗奈との仲も合わせて上手にまとめてきた。

 

久美子の努力が実らなかったのも良い。実らなかったことで、久美子は自分の強い思いを知ることができた。

そして、実らなかったが、その次には期待してるという滝とのシーンがさらに良い。

滝と二人で話すのは原作準拠なのだが、最後の会話によってものすごく強い意味を持った。

 

ラストの麗奈とのシーンが素晴らしい。

なんとなくさらっと流されてしまった、麗奈が滝を好きだということの再確認を、軽いタッチで描いた。

今回も二人で絡むシーンは多かったが、あくまで友達という雰囲気。

不満はないが、11話のあれはなんだったのだろうと思わなくはない。まあ、その辺は百合の民としての願望。

 

宇治橋での秀一とのシーンが見事。

11話で秀一が宇治川で練習している時、久美子は話しかけなかった。12話でも最初は話しかけなかった。

その2つのシーンがあっての、あの宇治橋でのシーンだと思う。

青春を感じた。この物語が最終的には久美子と秀一が付き合うという流れに繋がる大事なシーンだと思う。

 

そういえば、この話題に言及している人がどれだけいるかわからないが、1話で滝が北中の演奏を聴いている。

滝は北中とは縁が無かったと思われる。にも関わらず、なぜ北宇治赴任前にあれを聴いていたのか。

あのシーンは、知り合いである高坂麗奈と会うのを楽しみにしていた、という伏線だと考えている。

まあ、それだけ。

 

12話の感想ラスト。

これまで並べたすべてよりも、自分的に──これは本当に極めて個人的に嬉しかったシーン。

麗奈が香織と優子に謝るシーンがある。

謝ること自体は原作準拠で、オーディションでそのシーンがなかったからどうなるかと思ったが、まあ入れてくれて良かった。

で、そのシーン。

香織と優子、二人で学校に来たね。

満足。

いつも香織と一緒にいたい優子と、実は色んな場面で、いつも自然に一緒にいる香織。

私はそこに強く萌えました。

 

えんいー