希望のない世界から

消化試合を生きる

今年のゴールデンウィーク

大学を卒業してから10年以上、年に3回、GWとお盆、年末年始は、大学時代の友人と声をかけ合って、会えるメンツで飲みに行っていた。

メンバーは5人いたが、その内の二人は結婚し、今では子供もいる。

もう一人は、色々な問題から疎遠になった。

大体、自分ともう一人の独身2人で声をかけ合って、既婚組も時間が合えば集まるという感じになっていた。

今年は独身のもう一人が、会社の仲間と旅行に行くということで、会えなかった。

結果として、自分も既婚組には声をかけず、既婚組から声がかかることもなく、今年のGWは誰とも会わずに過ぎていった。

一人で4時起きで富士山に行き、佐久で泊まって、再び4時起きでバルーンフェスティバルと上高地を堪能したのが、今年のGWのハイライト。

 

既婚組に自分から声をかけてもよかったのだが、結局のところもはや話題が合わないというのが大きい。

元々はコミケにも一緒に行ったりしていた仲間だが、もちろん今ではとっくに脱オタして、ゲームもアニメも遠い話題になっている。

仕事を始めたばかりの頃は、同じような境遇で話もできたが、今では環境も変わり、仕事も専門的になり、そういう話題もしない。

それは独身のもう一人も同じなのだが、既婚と独身の大きな差か、その一人とは機会を見つけては会って、とりとめもない話をしている。

 

友人関係は変遷する。昔仲が良かったからといって、固執しても仕方がないとはよく言われる。

ただ、減ってはいるが増えてはいない。もうアラフォーともなると、なかなか友人もできないものだ。

昨日、通っている整体の先生がこうおっしゃった。

「自分にもゴルフの仲間がいるが、ゴルフ以外で会うかというとそうでもない。友人関係は広く浅くなっていく」

昔の友人は、何かに限定した関係ではなかった。

だから今でも、Aの友人とはBもできるはずだと考えてしまうが、そういうものではないのかもしれない。

Aの友人とはAで会い、Aに興味がなくなれば関係も切れる。

そんな、当たり前のことを再認識した。

 

自分の場合は狭く浅くなっていく人間関係。

今年の富士山・佐久・上高地もそうだが、いかに一人で満喫できるかが、今後の鍵になるかなと思う。