希望のない世界から

消化試合を生きる

ラノベの対象年齢

昨日、『ソードアート・オンライン』のアニメを見始めまして。

意外と人が死んでいくことに驚きつつも、楽しく見ております。

よく名前を聞くし、人気なんだろうと思ってAmazonで書籍を検索すると、小説1巻の評価が思っていたより低い。

いい評価もたくさんついているが、同じくらいの数が3点以下の評価になっている。

悪い方の評価をざっと見てみると、

「心理描写がほとんどなく、設定は良いが生かしきれず、展開が速く、勢いとヒロインの可愛さだけで読ませている」

という感じ。

もちろん、本当にそれだけの作品なら、ここまで人気にはならないだろうから、魅力の部分も大きいのだろう。

 

思ったのだが、この小説は何歳くらいの人をターゲットにしているのだろう。

自分も一時、ライトノベルをものすごくたくさん読んでいたのだが、それは高校時代から大学の前半だった。

スレイヤーズ』や『魔術士オーフェン』の時代。TRPGで言うと、S.W.RPGの全盛期。

16歳から19歳くらい、つまり10代後半にラノベというジャンルにはまっていた。

少子化や活字離れもあるので、対象読者の年齢層も上げてきているかもしれないが、基本的には四捨五入して20歳になるくらいの人を対象にしていると思う。

先ほど悪い方の評価で書いた部分を読み返すと、今思えばこれに当てはまるような作品でも、当時は楽しく読んでいた。

自分も含め、色々細部が気になる年齢になってきたのかもしれない。

 

何歳で読んでも構わないし、個人の評価を書くところだから内容も否定しないが、あまりにも合わないと感じたら──特にその作品だけでなく、ジャンル全体で多くの人気作が合わないと感じ始めたら、自分はターゲット層ではないと考えた方がよいかもしれない。

自分はどうか。

とりあえず『ソードアート・オンライン』は、1巻を買って読んでみたいと思う。