希望のない世界から

消化試合を生きる

子供の頃の外で遊んだ記憶

増田に『[質問]みなさんの近所にはキャッチボールができる公園はありますか』という記事があったので、それについて。

質問内容を要約すると、「大人は子供にゲームばかりせず体を動かせと要求するが、今はキャッチボールひとつできる場所もない」という話。

他にも、キックスケーターやスケボーという単語も出てくる。

 

まず最初に思ったのは、質問者は子供にキャッチボールをさせたいのか、外で体を動かしてほしいのか、どっちなのかということ。

自分が子供の頃は、近所の小さな公園や神社で、缶けりやドロケイ、したわに(※)、鬼ごっこ、かくれんぼ、草履隠しなどをして走り回っていた。

缶けりは缶が必要だが、今ならペットボトルでもなんでも構わないし、外で遊ぶだけなら道具は必ずしも必要ない。

ドロケイなど、別に今の子供がやっても十分に楽しめるはず。

 

親の世代もそうして遊んできたはずなのに、なぜ今それらの選択肢をすべて排除して、キャッチボールやサッカー、キックスケーターやスケボーになるのか。

やらないのは大人が教えないからではないのか?

自分たちも、気が付いたらそれらの遊びをしていたが、最初は誰かが大人から教わったはず。

 

あと、ボール遊びは、こちらは今の状況はわからないが、自分が子供の頃は土曜日に校庭開放時間があった。

今は無いのだろうか。

古い記憶だから何をしていたかまでは覚えていないが、児童館という場所もものすごく楽しかった覚えがある。

今は児童館って無いのだろうか。

 

あくまでキャッチボール、とにかくキャッチボールをさせたいの!というのであれば知らないが、目的が「外で体を動かすこと」であるなら、手段はいくらでもあると思う。

 

(※)したわに(下鰐)

検索しても出て来ないからローカルの遊びだったのだろうか。

改造版鬼ごっこ。

鬼を一人決めて、鬼以外は高い場所(段差のある場所)にいる。そこはセーフ。

地面に下りると鬼ごっこのように鬼がタッチできる。

鬼以外は高い場所から高い場所に移動する。10秒ルールなどがあって(自分たちで作って)、ずっと高い場所にはいられない。

終わりも目的もなく、ただタッチして鬼が交代していくだけのシンプルなゲームだったが、ものすごく楽しかった覚えがある。

 

【追記】

この「したわに」、世間では「たかおに」と呼ばれている遊びである気がしてきた。

なぜうちの地域では「したわに」と呼ばれていたかは不明だが、まあそういうのもまた文化だな。