希望のない世界から

消化試合を生きる

知らない物をどう知るか~カモノハシを偲ぶ

今朝の新聞に、四日市にある巨大なカモノハシの置物が撤去されるという話題が載っていた。
ああ、それは撤去される前に一度見に行くかと思ったら、展示してある館がもう閉館している模様。
新聞を見て見に行きたいと思った人も多いだろうが、知った時にはもう遅いという典型例。
こうなる前に知りたかったが、こうならなければ知り得なかったのかもしれない。

 

ふとマクドナルドのメニューを思い出した。
メニュー表が撤去された時、顔を上げると店のパネルにはセットメニューしか書いてなかった。
すなわち、マクドナルドに存在する全メニューを知ることができなかった。
その点を店員に聞いたら、「聞かれたら答えます」と言われた。
知らないものをどう聞けばよいのか。
「トマトバーガーという商品は存在しますか? アボガドサンドという商品は存在しますか?」
ナンセンスだ。

 

国の制度とか、自治体の取り組みとか、助成金絡みの話でも、「知らないと損、知っていると得」ということがよくある。
はてなでは少し前に、妊婦さんに対する助成金的な話題が挙がっていた。
これらは「環境+お得」とか「環境+助成金」とか「環境+便利」などで検索できるかもしれない。
例えば、「引っ越し+お得」とか「退職+助成金」とか「海外旅行+便利」などだ。

 

問題はカモノハシだ。
「知ったら見てみたいと思うが、積極的に探しに行くのは不可能」という類の物や場所やイベントの情報を、どう取得するか。
特に答えがあるわけではないのだが、受動的に情報を得るには、Twitterがいいのかなとぼんやり思っている。
何かいい方法があったら教えてください。