「オタク」という言葉も死語になるのか
「新生代オタク」のエントリーを読んだのだが、要するに「オタクの定義から趣味が外れたのだ」と感じた。衝撃的。
オタクとは大雑把に言うと「ゲームやアニメが好きな人」であり、ゲームやアニメが好きな人に容姿に気を遣わなかったり、モテない人が多いだけである。
少なくとも過去の定義はそうだった。
ところが前述のエントリーによると、オタクとは「容姿がいまいちで、モテなくて、友達がいなくて、太っていて、収集癖がある、変わった人」とのこと。
これは容姿や性格、言動の話である。
前にTwitterで、「オタク趣味がなくてもキモければオタク」みたいなツイートを見た。
逆に、オタク趣味があっても、イケメンで友達が多くて、彼女もいて、一般人に馴染める人はオタクではないのだ。
日本語の変化、多様化が、こんなところにも押し寄せてきている。
先日、「本来の意味とは違う意味で広まっている言葉は、相手がどう解釈するかわからないから使いにくい」という趣旨のエントリーをアップした。
「気の置けない」とか「役不足」とか、そういう話だ。
「オタク」もこういった言葉に仲間入りするかもしれない。
ゲームやアニメが好きという意味で、「俺はオタクだよ」と言っても、相手に「ああ、この人はモテなくて友達のいない、変な人なんだ」と解釈されるかもしれない。
……まあ、間違ってもいないが、本旨はそこではない。